2019.5「チャリン チャリン」

連休の早朝。家の周りで年長の三男のつかさと二人だけの時間。
「幼稚園で俺だけまだ乗れなかったんだよー」
大家族の中で生きていくために大きな声を身につけたつかさは、近所迷惑になるくらいの大きなしゃがれた声で、達成感に満ちた笑顔。
長男の時は同級生に遅れをとらないかと心配で、時間を割いて練習をした記憶がある。三男ともなると、ほったらかしになることが多いと反省と罪滅ぼしの意味もあり、この連休の朝に時間をつくった。

「学校の周りを3回こけずに回れたらレベル1クリアね!」
「よ~し!やってやる~!うお~!」
テレビアニメの見過ぎか、何かの主人公の様なセリフを吐くつかさ。道中、2回こけたときも、
「男はあきらめないぞ~!」
と、きっとテレビの影響。
翌朝も私の寝ているベッドの下からもそもそと入ってきて、
「お父さん朝練しよう~。レベル2はどんなことするの?」
「レベル2は、幼稚園まで行ってみよう!」
連休最終日には、近所の公園を4つ巡り、レベル10達成に、ご満悦な様子。

「レベルアップ!」は特に男の子には有効な魔法の言葉。
親ができることは、子どもが上りやすい段差のレベルを設定してあげることでしょうか。
あとは、ゲーム感覚も大事。
 「チャリン!チャリン!」
今日も朝から近所にしゃがれ声。
 「マンホールを踏んだら、コインがもらえるよ!」
リアルなマリオゲームを楽しみます。

Culeafまつい