「ピーンポーン」
宅急便でも来たのかと思い、外に出ると誰もいない。
家の中に入り、しばらくすると
「ピーンポーン」
再びベルがなる。
外に出ると、サッと隠れるような人影。
もしやと思って再び家に入り、窓越しに見ていると
「ピーンポーン」
やはり1年生の三男の友達のいたずらだ。
敢えて、無視をしていると網戸を傘でつっつくいたずらまでしてくる。
これは良くないと思い、外にでると、その子は飛ぶように逃げていきました。
夕食時にこの事実を家族で共有。妻が、
「明日、私がその子の為にも、その子をつかまえて叱るわ!」
と、意気込みを見せると、その迫力にびびった三男はひきつるような苦笑い。
翌日、下校中のその子をつかまえようと家の前に妻がいると、三男の息子が、その子が叱られないように気遣って逃げるように促しましたが、うちの妻に睨まれたら逃げられるわけがありません。
「ごめんなさい。もうしません。」
観念したその子は、息子達の輪に逃げるように合流していきました。
しかし、その1分後、
「つかさくんのお母さーん!」
その子が戻ってきました。
「どうしたの?」
「つかさくんが、悪い人もいないのに防犯ベルを鳴らしていたよ!」
自分だけが怒られたのが嫌だったのか、このおばさんに言えば悪い子を叱ってもらえると思ったのか、よくわかりませんが、その可愛らしい1年生の姿に妻は失笑したそうです。
小さい頃は、たくさんの失敗やいたずらをして、他人に怒られるのもいい経験。
そこからいろんなことを学ぶのでしょう。
大人はそんな行動も可愛いと思えればいいですね。
Culeaf まつい
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