2021.1「小論文」 まつい穣

先日26日、長男が都立高校の一般推薦の受験を終えました。
一般推薦の得点は、調査書(内申点等)が50%、小論文(作文)が30%、面接が20%の割合で構成され、合否が決まります。学校によって多少割合が違います。また、コロナ禍でなければ集団討論が実施される場合もあります。
ちなみにこの一般推薦がダメだった場合は、私立の併願校を受験し、その後、都立の一般受験と続きます。併願受験する私立高校は、受験のプロ、中桐が内定をおさえてくれていたので、万が一、都立に落ちても行ける私立はほぼ決まっていたものも、どうしても都立に1日でも早く決めたい長男は今年に入ってからは小論文の勉強に集中することにしました。
しかし、早速つまずいたのが語彙力。文中に出てくる言葉の意味、漢字の意味がしっかり理解できないまま読んでしまうので、全文をしっかりと読解できていないのです。ここにきて、小学校時代からの漢字勉強や、語彙力を高めるための読書の大切さを痛感しました。漢字はただ読めるだけでなく、漢字一つ一つの持つ意味を理解できていないと、知らない言葉が出てきた時に意味を推測できないのです。また、時事問題も多く出題されるので、普段から意識して調べることや大人と意見を交わすことが必要だと感じました。
そして、次につまずいたのが要約力と作文力。文中のキーワードを使わないといけないのですが、長男はCuleafを受講していなかったので、マインドマップも書いたことがありません。恥ずかしながら中3のこの時期になり、ようやく私がマッピングの指導をした次第です。
1月26日、試験を終えて長男が帰ってきました。
今年は2つの問題が出題されて、1つ目は「2つの絵をみて平等とは何か?」を、2つ目は「“ダイバーシティ(多様性)”を踏まえ、これから進展するグローバル社会にむけて、私たちはどのような心がまえが必要か?」を書く問題構成だったようです。
長男はダイバーシティ(多様性)の理解が浅かったようで、帰宅後、悔しがっていました。しかし、中桐には受験前日に「推薦は受かったらラッキー程度に考えておくように」と言われていたのと、「推薦が終わったら、すぐに一般受験に備えよ」と言われていたので、今は気持ちを切り替え、一般入試に向けて取り組んでいるようです。
一般推薦は一朝一夕ではどうにもなりません。早めの対策をしていきましょう。

今回の高校受験を通して、私自身、事前に長男にしてあげられたことは多々あったと思います。その一つの反省点として、我が家では普段から平日のTVゲームは禁止ですが、平日に読書をした時間分、土日にゲームができる様にし、少し強引ですが読書タイムをつくりました(上限2時間)。また、高校受験において内申点は本当に重要です。そこでギリギリのところで役に立つのが「漢検」や「英検」のような資格です。下の子達には積極的に受験させようと思っています。最後に、長男の受験に関して、中桐から様々なアドバイスを受けました。もっと早く知っておけばということもたくさんありました。親として正確な情報を集めておくことは大切です。もし、子どもがこれから受験を控えているという状況であるならば、一度、中桐に相談してみてください。お子様に応じたアドバイスがもらえると思います。

Culeafまつい