先日、息子のミニバスチームが中学校と試合すると聞いたので少し様子を観てきました。
「何回、シュート外すんだよー!」
「いい加減にシュート決めてくれよ!」
「今のはパスじゃなくシュートだろ!」
学校の敷地に入るなり、相手のチーム顧問の怒号が体育館から漏れてくる。体育館を覗くと、叱られた子どもが萎縮しているのがわかる。萎縮し迷いが生じてシュートをまた外す。そしてまた叱られる。最悪の無限ループである。
私も中学高校とバスケをしていたので顧問の怒号がメンタルにどう影響するかは痛いほどわかります。きっと顧問の先生もわかっているはずだが感情を抑えきれないのでしょう。
シュートを決めたい、外したくないのは子どもにとっても当然のこと。試合でシュートを決められないのは、その子にとって練習が不足していて、その子の能力がまだそこまで達していないだけなのです。シュートが入らないことはむしろ自分の指導を恥ずべきことかもしれません。だからシュートを決めないことを叱ってはいけないのです。そもそも学校の先生でもある立場の人が感情を抑えきれず発言しているのであれば、そこにも課題があります。
先日、バスケクラブZEGRAの森本コーチからの話。
「バスケの試合中に、“こうすべきだ!”というのは実はあまりないのです。パスをすべきか、シュートを打つべきか、ドリブルすべきか、自分で決断する力をもつことが大切です。」
ある研究結果では人間の幸福度は「所得」より「自己決定」の方が影響力が大きいと言われています。自分で決めたものを食べる、着る、行動することが、お金より幸せに影響すると。毎日、食べるもの、着るもの、行動が決められている人生は誰もが不幸ですよね。
いまスポーツ選手の中でも指示行動漬けになり、社会に出たときに何も自分で決めらない人が多くいるようです。
何のためにスポーツで汗を流しますか?金メダルと取るため?プロになるため?優勝するため?試合に勝つため?健康のため?そもそもそれも自分で決めるべきことです。
中学生~社会人までバスケの指導に関わっている森本コーチだからこそ感じるものもあるのでしょう。
「決断力のある子に育てる!」
ZEGRAのコンセプト。そこに怒号は邪魔でしかない。
自分でのシュートを決める選手も、そうやって育てていくべきでしょう。
私の夢の一つでもあったバスケクラブ、Culeafグループのプライドにかけて最高のバスケクラブにします。応援よろしくお願いします!
Culeafまつい
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